No.049 4方向に開いたパッシブハウス「土間ギャラリーのある家」東大阪市

完成予想パース
閑静な住宅街の中でもひときわ緑あふれる、ビレッタの中で注文住宅を建てられたD様。土地面積は約115㎡(34坪)で建ぺい率60%、容積率200%の敷地です。前面道路も広く、向かいには家のない、南向きの日射の条件がとても良い環境。駐車場については、ビレッタの街に最初から指定の駐車・駐輪スペースがあることから、単純に「家」のみを検討していくことが可能でした。敷地の中にどんと据えるように4間×4間の最も構造が安定しやすい整形のキューブ型で家を設計していきました。

まず最初に検討したのは、庭への繋がりと日射、そしてプライバシーそれぞれの度合いです。どちらも明るさや視界の抜け感に関わり、大きく繋げれば繋げるほど、プライバシーという点ではあまり良くありません。しかし、今回は庭に広く繋げなくても、共有の庭を好きな時に好きなだけ庭を楽しめるというビレッタの特徴から、南の道路面と庭面に対してどちらも少しだけ繋げるという関係にとどめて設計させていただきました。

庭面との視界の繋がりや、風や光をワンクッション入れる意味合いもあり、土間を庭面に集約して緩衝帯としてリビングとの間に設置、ギャラリーとしても使える多目的なスペースとして土間リビングをご提案させていただきました。インテリアに寄与するだけでなく、西面であることから冬場の土間空間での蓄熱作用についても期待できる、ほっこり空間となりました。

また、南からの光を導くために、外観の特徴にもなっている囲いのあるバルコニーを南面に設け、吹き抜けを通じてリビングへふわりと光を届けるパッシブ設計となっています。 またひとつ、庭と太陽を楽しむタイコー流の快適なパッシブハウスが誕生しました。

Completion | 竣工写真

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四方から光が入る明るいお家だね
  1. 白・ブラウン・木の3色でまとめられたシンプルな外観。南からの光を取り込むためにリズミカルに配置された樹脂窓がアクセントになっています。

  2. 建物からポッコリと飛び出たバルコニー部分。内部の天井・壁を杉の木で仕上げているので、見上げた時にちらりと主張してくれます。

  3. 玄関脇に設置した飾り棚はスチールパイプと集成材で仕上げ、土間のラフなインテリアとマッチした、お出迎えポイントとなっています。

  4. 土間とリビングを緩やかに間仕切る造作のシューズボックス。扉面材を好みの柄で制作し、高さを抑えて上部を開けることで、一体感のある空間を作り出します。

  5. 西側に設けられた土間は階段の下部に位置し、デッドスペースの有効活用&土間ギャラリーとして多目的にお使いいただけます。

  6. SE構法で構成された空間は、余計な柱・壁の不要なシンプルな空間となります。その上で視界の抜け感や使い勝手を考えながら、造作や壁を足していくSEならでは逆算の設計手法です。

  7. 吹き抜けからすっと伸びるスリット階段。重厚な集成材で作られているので、空間の中にどっしりとした存在感が漂います。

  8. 吹き抜けを介して繋がる2階と外。自然と外につながっていく空間は、ビレッタでの家族間のライフスタイルを表しているようです。

  9. 対面キッチンの腰壁をフローリングで仕上げるだけで、空間にグッと個性ができてきます。使い勝手とこだわりを組みあわせるのがタイコーの造作カウンターです。

  10. キッチンの面材を少しコストをあげて変更するだけで、オンリーワンのオーダーキッチンが作れます。

  11. パントリーの扉を引き戸で仕上げてすっきりとした収納計画。引き戸の面材ももちろんこだわりチョイスが可能です。

  12. 吹き抜けに面した廊下はスチール手すりで仕上げておしゃれで開放的に。天井の木目柄と繋がるように仕上げたドアとの関係も素敵ですね。

  13. 飾り棚とウォークインクローゼットのある、ゆったりサイズの主寝室。ゆっくりとお休みいただけます。

  14. しっかりと屋根がかかったインナーバルコニーの内部は杉の木で仕上げられていて優しい雰囲気。やわらかく光を吹き抜けに届けてくれます。

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Design | デザイン

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シンプルな4間×4間のキューブデザインをそのまま建てることができるのは、優れたランドデザインのおかげです。緑の庭に面した全戸南向きの敷地条件で駐車・駐輪スペースは確保されているので、敷地に対してストレートに家を設計していくことができます。

耐震構造上メリットのある総2階建ての住宅はコスト的にも有利ですが、外部への表面積を最小に留めることができる点で温熱性能的にもメリットがあります。4間(7.28m)と広い間口を確保することで、外観的にもどっしりとした印象。南面の間口からの日射は一年を通じて快適に室内を照らすパッシブ設計となっています。

外観の特徴になっているブラウンに色付けられたインナーバルコニーは、光の取り入れ口という意味合い以外にも風を通すウィンドキャッチャーとしても機能します。

内部のインテリアはビンテージスタイルでコーディネイトされており、アウトドアリビングをゆる~く体現したいそんなD様のご要望と合致した素敵なお住まいになっています。

緑の中にスッキリと立つ、シンプルでいてこだわりのつまった、そんな快適なお住まいがまた一つ誕生いたしました。

Concept|4方向に開いたパッシブハウス「土間ギャラリーのある家」

夏至/冬至それぞれの日照シミュレーション(俯瞰)

南側からたっぷりの光が入るね

配置計画

広い間口を有効に使った4間×4間の建物形状をどんと敷地の中央に据えたD様邸。ビレッタの特徴でものある広い隣棟間隔は、従来の◯向きという概念を覆しており、本件立地は言うなれば「東西南北向き」といった敷地条件です。日照・通風はプランニング以前の街のランドデザインの時点で解消された住宅・街となっています。

庭や外部への繋がりをライフスタイルにあわせて緩やかにセーブしつつ、光と風の通る快適な住まい提案を実現できました。

シミュレーションとは?

日照と通風(卓越風)のイメージ

光と風の考え方

東西南北すべての方位に対して有効な日照・通風が得ることが可能な配置形状ですが、やはり積極的に取り込もうと考えたのは南向きの日照。南向きのバルコニー部分から筒のように飛び出して取り込む日の光と熱は冬はLDKをより明るく暖かく。

隣棟との間は卓越風向だけでなく、全方位に流れる風を適切に取り込むことが可能であり、縦すべり窓によってウィンドキャッチャーとしてしっかりと室内に取り込まれる通風計画となっています。吹き抜けを通して立体的に風を取り込めるシンプルな形状は、中間期をエアコンなしで省エネに過ごすことも可能なつくりとなっています。

Simulation | 日照シミュレーション

夏至/冬至それぞれの日照シミュレーション(屋外)

夏至/冬至それぞれの日照シミュレーション(屋内)

南からの光を取り込むためのバルコニーは、外部にポッコリと飛び出た筒のような形状になっており、集約して風と光をリビングに届けてくれます。特徴的な庭に面した西側の日射は土間にあたり、冬はそっと蓄熱して室内の温度変化を緩やかに調整してくれる機能をもっています。

高気密・高断熱な住まいならではの土間を使った蓄熱・蓄冷空間。素敵なパッシブハウスとなりました。

Impressions | お客様の声

お客様写真

共用の庭によるゆとりの建物間隔で採光も通風もバッチリです。

物件名
D様邸
所在地
東大阪市
構 造
木造2階建て SE構法
築年月
2018年
延床面積
93.57m²
外がめちゃ好きなんですよ。キャンプとか遠くに出かけるのも良いのですが、普通に庭でくつろぐのも好きなんです。だから内と外とをつなげる空間である土間を広くしてもらいました。それと、土間の地窓はリビングから庭が見えるような位置にレイアウトしてもらったんです。現在、この庭で朝ごはんが食べられるようなテーブル&チェアのセットを物色中なんですよ。

やはりビレッタの「共用の庭」があるという環境は、敷地が南向きであったり静かな立地であるのとあわせて、最終的をこの土地を選んだ決め手でしたね。また、共用の庭があることで、隣の建物と間隔が空けることができた建物配置も、他に無いもので気に入りました。

分譲地に「共用の空間」があることには興味がありました。地域の福祉関係の仕事をしていることから、住人のコミュニティづくりにとても興味があったんですよ。ただ、私たち夫婦は人と比べて飛び抜けて社交的というわけではなかったので、はたして馴染めるかな?どうしようかな?と悩みました。そんなときに、ビレッタに住む方々によるバーベキューに参加させてもらって、暮らし方や住み心地について忌憚のない話を聞かせてもらったことが安心材料になりました。これだったら私たちでも大丈夫だねって。実際に住んでみて、周りは同年代の子ばかりなんで、ウチの子どもたちも楽しそうですね。

もともとこの近くに住んでたんです。徒歩5分ぐらいかな。ゆくゆくは子どもたちのことを考え、同じ成和小学校の校区で家をとは考えていました。そんなとき、ふらっと散歩の途中に見つけたのがビレッタ鴻池だったんです。「なんやろ?」「気になる?」とは思ったんですが、まだ本格的に家づくりを考えてはいなかったこともあり、その時はそれで終わっていたのです。その後、家づくりに本腰を入れようとタイコーさんを訪問したときに、「1区画がまだ空いてますよ」と言われて、本格的に検討することになりました。

ただ、定期借地については正直言って悩みましたね。「建物は老朽化して使えなくなっても、土地だけは子供に残せる」というのが一般的な考えなので、60年で返却しなければならないというのはどうかな?と。でも、冷静に考えれば60年後は自分たちのライフスタイルも変わっているだろうし、子どもたちも大阪にいるのかは疑問ですし。土地以外の形で財産で残してあげればそれでいいかなと割り切りましたね。

引っ越してまだ2ヶ月なんですが、暮らし方が変わりましたね。とにかく明るくて風通しがいいんです。以前の家と違って朝も照明をつける必要もなく、スッキリ気持ち良く一日のスタートを切れる感じです。 以前から入居されている方からは「夏もクーラーいらないよ」と言われるので、今から期待しています!

Message | 担当者より

  • 営業 市川 健
    営業
    市川 健

    緑あふれるビレッタの街ならではの家だな~と、あらためて感じるお家です。
    通常であれば南面や庭面に対しては広く広く開口部をとろうとなりがちなのですが、むしろ絞るという逆転の発想。そのうえでしっかりと繋がりがあり、また明るく風通しもよい…。
    まったくもって素敵なお家です。家と庭、ご家族とどんどん馴染んでいい意味で歳をとれるそんな家ができたと思ってます。

  • 設計 中瀬 由子
    設計
    中瀬 由子

    奇をてらわずにシンプルに光を通す間取りを意識して設計していきました。
    インテリアのこだわりと土間をどのように構成するかを考え、しっくりときた今のプランにたどり着いたのですが、土間に光がそっと差し込む感じはなんとも言えない雰囲気があって住宅というよりやっぱりギャラリー風だな~と完成したお家を見て感じました。
    自由でのびやかな街・家を楽しんでくださいね~

  • コーディネイト 中野 紀子
    コーディネイト
    中野 紀子

    さりげなく主張するインテリアをご希望されたDさま。インダストリアルなインテリアにオークの無垢材が組み合わさって、カッコよさと同時に暖かい雰囲気も演出できたと思っています。
    クロスや扉の面材といった小さなアクセントも、全体のインテリアと計算して配置することでこなれたワンランク上のコーディネイトになりますね。

  • 工事 吉澤 卓真
    工事
    吉澤 卓真

    こだわりの断熱と気密で作り上げたD様邸。今回のこだわりは実は窓。クレトイシ製の樹脂窓を採用していて、特に気密性能にこだわった家となっています。
    収まりや、素材などタイコーの家は実は細部でよりよく変更されていたりするのでそんな小さな変化もぜひ見つけてくださいね~

Thank | 振り返って

タイコーの緑の庭に住む街「ビレッタ」第3弾目の街の最終区画であったD様邸。街も自慢ではありますが、家もすっきりとしたシンプルな形状の中にギュッとこだわりのつまったお住まいです。

当初、土地探しからの注文住宅で弊社にご来場されたのですが、コンセプトをご説明させていただく中でビレッタを気に入っていただき設計スタートとなったD様邸。庭のある暮らしの中でも、それとなく周りを繋がるというコンセプトで緩やかさをテーマに組み立てていったのを覚えています。

通常の家に住むのとは性能、間取りは同じでもやはり少し異なるビレッタの暮らし。のんびりとしたちょっとスローなこの街ならではのライフスタイルをお楽しみください。
Dさま、これからもよろしくお願いいたしますね~
  • シミュレーション時の画像シミュレーション時の画像
  • 実際の外観実際の外観
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