No.044 東南向きの3.5間間口 三角屋根のシンプルモダンハウス堺市

完成予想パース
閑静な新築分譲地の中の一区画にあるO様邸。約105㎡(31.67坪)、建ぺい率60%容積率200%と一般的な敷地条件の中で、明るくダイナミックな空間を感じられる注文住宅を設計していきました。

まず最初に検討したのが駐車場の配置です。前面道路が分譲地の転回部になっていることから凸凹と不整形になっている敷地形状だったので、前面部分の不整形部分をそのまま駐車場にして、残った整形地でどっしりとキューブ型の住宅をご提案しました。

凸凹の少ない家はコスト的にも温熱性能的にもメリットがあり、建物の性能が安定して出せる形状です。
約45度方位に振りがあり、接道は東南といった方位であるO様邸の場合、まずは素直に南からの日射を検討しましたが、隣地建物からの距離が近くて直射での南の光は取り込みにくいため、東からの光を建物の2面から取り込めるように吹き抜けと階段スペースとを組みあわせて東の角に配置しました。
また、玄関の位置も北側に持っていくことと、その東側に吹き抜け階段が配置されていることにより、開放感のある玄関を立体的に構成することができました。

ほとんどお任せだった外観デザイン(笑)については、なるべくシンプルで無駄のない普遍的なデザインを目指し、ストンと切り取ったような三角屋根をメインに窓の高さとラインをそろえて日射を検討した、ハンサムな顔つきのお家の提案となりました。

お住まいになられるお施主様のライフスタイルや人柄がほんのりとにじむような、主張しすぎない外観・内観デザイン提案がタイコー流のシンプルモダンハウスの特徴です。

Completion | 竣工写真

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大きな窓の寝室が気持ち良さそうだね
  1. シンプルな三角屋根とライトグレーの外壁が、家の素性の良さを引き立てています。

  2. ライトグレーの吹き付けと樹脂アルミ複合サッシのシルバーによるやさしい仕上がり。凹凸のない外観が3.5間の間口をよりどっしりと見せてくれます。

  3. あえて北側に持ってきた玄関はドアの庇も黒で統一してアクセントに。訪れる人に「おっ!」と室内への期待を高める意味もあります。

  4. 奥行きを長くとったLDKは重厚感のある塗装を施したパイン材のフローリングにより、どっしりとした安定感を感じさせます。北側にまとめた水まわりは静かに気配を消していますね。

  5. 対面キッチンは造作で仕上げてアクセントポイントにしています。レンジフードと腰壁を同色のクロスにすることで統一感と高級感のある佇まいとなりました。

  6. 面材をセレクトして特注したキッチンは、カップボードも合わせてつくる事で使い勝手もオシャレ度もぐっとUPします。LDKから見えない位置に冷蔵庫スペース・パントリーをもってくるのもスッキリ設計のコツですね。

  7. ちょこっとこだわりたい度の高い洗面所。パナソニックのオープンタイプの洗面台でスッキリした空間デザインをご提案いたしました。

  8. トイレの壁紙もアクセント使いをするだけでこんなに雰囲気を変えれられます。

  9. 一番の見せ場である玄関・階段・吹き抜けスペース。 東からの光が土間にまでふわっと降り注ぐのがわかります。

  10. 重厚感のある木で組み込んだ階段と白い壁とのコントラストがきれいですね。靴箱は色を合わせ、高さを抑えて脇役に徹しているのも重要なポイントです。

  11. 1階2階共にL型に設けたスッキリとしたシャープな縦長窓。東の光を取り込んでふんわりと包まれるような吹き抜け空間を作り出すことができます。

  12. 2階ホールに設けた家族みんなの本棚。空気や光だけでなくご家族のすべてがなんとなく繋がる空間が心地いいですね。

  13. 落ち着いた主寝室は、たっぷりの収納と外観のアクセントにもなっている小窓が効いています。

  14. 主寝室と廊下から繋がる広々インナーバルコニー。しっかりと屋根がかかっているので突然の雨も安心ですね。

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Design | デザイン

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分譲地の中ということもあり、特別に主張する建物デザインというより普遍的でいつの時代でもどっしりと存在しつづけるようなデザインを目指しました。

「家」のデザインの中でも最もアイコニックな三角屋根を限りなくシンプルに、そしてしっかりと明るく、開放感のある内部空間を内包する設計を両立するために、まず検討したのが吹き抜けの位置と玄関の位置でした。
セオリー通りの設計では、前面に玄関が配置され、南側に吹き抜けを配置しそうなのですが、日射のシュミレーションを行うとやはり南側隣地からの距離が近いため有効な日射が得にくく、45度の振りがあることにより不利な日射となっていました。
そこで玄関を北側にもっていきつつ、最も日照条件のよかった東の角に吹き抜けと階段を組み合わせて配置し、シンプルな外観でありながらしっかりと光を取り込めるプランを実現しました。

シンプルな外観になればなるほど目立つ、雨トユやエアコンの室外機・配管などを前面にださないように意識しつつ、2階居室の配置もしっくりくる配置とし、廊下・主寝室からアクセスできるインナーバルコニーを作り出しました。

内観のデザインは外観のシンプルさを引き継ぎながら、重厚感のあるトーンでコーディネイトした、主張しすぎない上品なしつらえのある家。ここにまた心地よい素敵なお家が完成しました。

Concept |東南向きの3.5間間口 三角屋根のシンプルモダンハウス

夏至/冬至それぞれの日照シミュレーション(俯瞰)

東の角のL型窓が光を上手に採り込んでるね

配置計画

分譲地の中にあるO様邸。転回道路が前面に接していることから敷地の前面部分は不整形地となります。
駐車スペースをその全面部に配置することで、残された整形地の中でどっしりとキューブ型のお家を配置しました。

日射計画にも配置は大きくかかわるのですが、南側隣地からの距離を確保するのが難しいため、東角からの日照とビュー(もっともよく見える角度)を意識してシンプルな外観形状・配置計画とさせていただきました。

シミュレーションとは?

日照と通風(卓越風)のイメージ

光と風の考え方

光の通り道として今回、最重要視したのは東角からの抜けになります。
ここで東面にまたたくさんの窓を配置しだすと、外観にも重さが残ってしまいます。そこで細い縦長の窓を東コーナーの2面にL型にスッと取り込むことで太陽の角度(季節・日照時刻)をより長く取り込めるようにデザインしました。

出入りの時以外は使うことのない玄関は、東角の階段・吹き抜けと繋げることでより開放感のあるLDKの一部として使えるように設計しています。

風については卓越風光を意識しつつも吹き抜けを通じての上下にも流れる全方位通風を確保しています。
より風量の多い2階部分は、インナーバルコニー全体をウィンドキャッチャーとして機能するようにデザインしているので、雨の日も掃出し窓を開けていただければ有効な通風装置となります。

Simulation | 日照シミュレーション

夏至/冬至それぞれの日照シミュレーション(屋外)

夏至/冬至それぞれの日照シミュレーション(屋内)

東角からの2面採光でどこまで有効な日照を得ることが出来るか?をシュミレーションしていきました。
特に北側に振った縦長窓は1階、2階と続けて配置することで安定した光を、雨の日も曇りの日も取り込むことができるので、日射シュミレーションでは可視化することができませんが(直射日光しか反映されないため)、とても大切な生活光となります。

重厚感のある床の色と、ふんわりした北・東の光は心地よく組み合わさり、日本人の昔からの「美」の感性に触れてくれます。

Impressions | お客様の声

お客様写真

住宅の性能にこだわるタイコーさんにお願いしたの必然だったかも

物件名
O様邸
所在地
堺市
構 造
木造2階建て SE構法
築年月
2017年
延床面積
99.04m²
勤めている会社の関係で工務店さんの現場を見る機会に多く、そのような中、たまたま見たタイコーさんの現場のキレイさが印象に残っていたんです(奥さま)。ただ、駅からの利便性や価格など、条件の良い立地を考えると、地元・堺の住宅会社の方がどうしても豊富に情報をもっているため、そちらと仮契約するところまでいったんです。しかし、住宅性能について話をしてみると、断熱などへの取り組みが弱いことが判明。温熱環境については妥協をしたくなかったので、もう一度考え直し、4〜5社の中から最終的に行き着いたのが、結局タイコーさんだったんです。土地探しだけが手こずりましたが、何とか分譲地の建築条件付きをはずしてもらうことで、無事に着工にこぎつけました。

こだわったのは高断熱・高気密、そして24時間換気による温熱環境に加え、耐震性能です。地震に強いSE構法の採用は絶対でしたね。逆にデザインについては、ほぼおまかせでした。それまでにもタイコーさんが建てた家は見ていたので、まかせて大丈夫かな?と。ただ、タイコーさんの事例で見ていた広い土間空間だけは、ぜひ取り入れて欲しいと要望しましたね。LDK空間はできるだけ広く開放的にしたかったので、土間スペースまで取り込んでしまおうと。それ以外にお願いしたのは、フローリングの色を暗くとか、階段の手すりをスチールにしたいぐらいだったでしょうか。内観のイメージは、ほぼ、「女性的な柔らかい雰囲気よりは、男らしいテイストが好き。あとは前田さんのセンスで」と、タイコーさんにお願いする決め手のひとつであった前田さんに丸投げでした(笑)

こだわりがないと言うよりも、提案してもらったものから選んで行くほうが私たちには合っていると思っていたんです(ご主人)。だから、私たちが実現したいライフスタイルだけを伝えて、そこから具体的な家に落とし込んでもらった感じですね。2階の書架も含めた収納家具からトイレの壁紙のコーディネートまで、すべて提案してもらいました。ただ、張った水が青く見える浴槽とタンクレストイレだけは、私のこだわりです(笑)

家づくりは、建てる人それぞれの考え方があって良いと思います。私たちの場合は、凝ったデザインや高価な設備よりも住宅の基本性能を高めることを重視し、そこに予算を投入しようと考えていました。「同じ金額なら性能のいい家を」というポリシーでしょうか。だから、耐震、温熱環境、そしてパッシブデザインに注力しているタイコーさんに家づくりをお願いできたことは、いま考えると必然だったかもしれませんね。

Message | 担当者より

  • 営業 前田 良
    営業/設計
    前田 良

    ご縁があって奥様とは間接的にお仕事で繋がっていました。普遍的でしっかりとした構造提案&日射・配置計画で設計提案をさせていただきました。
    こだわった階段の位置とデザインについて、初回提案の時から驚いていただけたのがうれしかったです。完成したお家でも、やっぱり家中の光を集めるポイントとして機能していました。シンプルデザインの中にも、しっかりとした性能を両立できた家づくりができてよかったです。O様これからもよろしくお願いします。

  • コーディネイト 林 千恵
    コーディネイト
    林 千恵

    コーディネイトの提案をほとんど丸投げしていただきましたO様との家づくり(笑)その分、こちらとしてはハードルも上がるのですが、シンプルな外観になじむようなスッキリとした内観になるように心がけました。私としては面材からオーダーしたグレーのキッチンがお気に入りですね!使い勝手もまた教えてくださいね~

  • 工事 田中 陽平
    工事
    田中 陽平

    施工現場で会ったことのあるO様との家づくり。家づくりしている繋がりのある方から、こうして「タイコーの家はプロが見てもしっかりしているから安心なんです。お願いします!」と言われる事。
    これがまた実は結構多かったりするのですがハッキリ言ってうれしいです!
    そんな皆様の声が自信と活力になるんです。どんどん褒めてくださいね~

Thank | 振り返って

間接的にお仕事で繋がりのあったO様との家づくり。「気になった土地があるから見てほしい」と依頼があり、見に行かせていただいたのが他社さんの分譲地の一区画。これを注文住宅にするためには、建築条件を外す料金や建売業者さんとの建築コストの金額の差がどうしても発生します。ざっと800万円ほどは差額があったO様邸のご提案。少額とは言い難い金額でしたが、「タイコーさんの家づくりを知っているので、お任せいたします」とおっしゃっていただきお家づくりが始まりました。

なんともうれしいではありませんか!

毎度毎度 真面目にお家づくりをしているのですが、こうして、皆様に見ていただき評価をいただくことがやはり本当にうれしいです。
完成して「やっぱりタイコーさんでよかったな~♪」と皆様におっしゃっていただけるのが本当にうれしいです!!

これからも、皆様に喜んでもらえる最高の家づくりを目指して日々精進していきますね~
O様これからもよろしくお願いいたします。
  • シミュレーション時の画像シミュレーション時の画像
  • 実際の外観実際の外観
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