No.042 高低差を利用した眺望最高なパッシブハウス西宮市

完成予想パース
閑静な住宅地にあるS様邸。見晴らしの良い丘陵地に建つ、約51坪の邸宅です。基本設計は建築関係のお仕事をされているお施主様にしていただき、その計画を基に断熱などの基本性能や細部の納まり、インテリアの部分をご一緒に考えさせていただきました。

南側は大阪湾まで見渡せ、西側は自然豊かな渓谷に面したロケーション。約3mの高低差のある特徴的な敷地です。シンプルな片流れの大屋根の下に、間仕切り壁を極力省いた一体感・連続感のある住空間を提案。また周辺の景観を効果的に切り取って取り込むとともに、季節に合わせて日差しを効率的に遮蔽または取り入れることのできる、美しさと機能性を併せ持つ間取りや開口のデザインを追求しました。四季折々の景色を取り込み快適な生活を楽しんでいただける、そんなお家となりました。

Completion | 竣工写真

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明るい室内の高い天井と梁が印象的だね
  1. 道路面からは1F部分が見えないため平屋のようにも見えます。東面、南面の木を貼った外装は経年変化を楽しんでいただけます。

  2. さまざまな形の窓でリズミカルな印象。南面にはつけ庇をとって夏の日射をしっかりと遮ります。

  3. 玄関を入ってすぐに目に入る大きな吹き抜けと勾配天井。LDKに足を踏み入れたお客様はワクワクされることでしょう。

  4. 景色を切り取る南西の大きな窓。季節によって移り変わる美しい風景を快適な室内から眺めるのは最高ですね。

  5. 勾配天井にはSE構法ののぼり梁が見え、シンプルな白基調のインテリアに対してのアクセントになっています。天井高は5m超。とっても開放的です。

  6. 3F(ロフト)にのぼる階段やロフトの手すりはスチールでまとめられてスッキリした印象に。鉄骨階段ならではの「抜け感」もインパクト大ですね。

  7. 窓の取り付け方にも一工夫。一見、柱や梁に直接サッシを取り付けてあるように見えますが、木板を取り付けてアクセントにしている連層窓なんです。

  8. キッチンの背後には造作の3枚引き戸でパントリーを隠しています。2枚は食器棚用、1枚はパントリーへの入り口となっています。

  9. 一段上がったリビングスペースは光もたくさん降り注ぐ気持ちの良い空間です。風にゆれる木々が見えるのもいいものですね。

  10. バルコニーからの眺めはまさに絶景!日射や雨をふせぐ大庇も敷地いっぱいの三角形でせり出しています。

  11. 1階への階段は踊り場のあるゆったりした階段となっています。上部の吹き抜けからの光が1階にまで届きます。

  12. 広い洗面所は1Fホールも兼ねています。明るいサニタリーはデッキにつながっていて、家事洗濯の動線も最高です。

  13. 山林に面した主寝室。天気のいい朝にカーテンをあけるのが楽しみですね。

  14. 大きなウォークインクローゼットはなんでも収納できます。換気システム「澄家」の点検口もここに設置しています。

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Design | デザイン

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高低差のある敷地形状を利用してプライバシーを確保しつつ景観を望めるひらけた建物形状が特徴的なお家です。
寸法規格をメーターモジュールにしているため、通常の家に比べて全ての空間がゆったりしているのも特徴です。
玄関やLDKのある2階と書斎のある3階は、大きな吹き抜けを介して一体的につながったダイナミックな空間です。1階には浴室や寝室などプライベートな個室を配置しました。
内部のインテリアはシンプルモダンで統一され、白を基調にコーディネイト。その中で目を引くのが勾配天井の「のぼり梁」。木造の構造材を美しく見せ、空間を引き締めています。3階の書斎はロフト状になっており、手すりを兼ねる書棚が建物の端から端まで10mに渡ってずらりと並ぶ様は圧巻です。また、壁の入り隅部分の随所に設けられた窓により、室内の壁面に豊かな陰影の表情を与え、抜け感のある軽快な内部空間を演出します。
市街地ではプライバシーの問題がありなかなか大きく開口を取ることができないのに対して、裏手が山になっていることから思い切ったバルコニーがデザインできます。手すりはスチールでデザインし、軽やかな印象となっています。
外壁とバルコニー天井には木をあしらい、外観の経年変化も楽しめます。

Concept|高低差を利用した眺望最高なパッシブハウス

夏至/冬至それぞれの日照シミュレーション(俯瞰)

せり上がった南側から光を採り込むんだね

配置計画

斜面地にある東西に長い形状の敷地。敷地東側の道路に面して駐車スペースを配置。その西側に擁壁があり、約3m下の地盤に建物が建っており、玄関は2階にあります。玄関を抜けた先のLDKと1階の浴室を西側の渓谷に面して配置。近隣からの視線を気にすることなく、室内から四季折々の自然景観を満喫できます。
建物は南から北に向かって下る片流れの大屋根で覆われています。屋根が高くなっている南側に寄せてロフト状の3階を配置することで、北側隣地への日照を妨げることなく、LDK上部に天井高最大5.3m(平均約4m)に達する大空間と、眺望良好の特別感のある最上階を確保しました。
南側隣地にも2階建て切妻屋根の住宅が建っていますが、敷地の高低差のおかげで、2階からでも南側への開放感十分です。

シミュレーションとは?

日照と通風(卓越風)のイメージ

光と風の考え方

南側の主な窓には付け庇と白色の木製ブラインドを設け、日射をコントロールし、夏季は柔らかな拡散光を、冬季は日差しと暖かさを室内に取り込みます。3階南面の窓から取り込まれた自然光は勾配天井を伝ってLDKに届けられます。また、山林の落葉樹の葉が天然の日よけとなって、夏季の西日の侵入を防いでくれます。2階西側のバルコニー上部には建築可能範囲いっぱいまで拡げた大庇を設け、快適な中間領域を提供。
2階および3階の各所に配された片開き窓のウィンドキャッチャー、高低差を生かした自然換気など、さまざまな自立循環手法を採用しました。
自然の景観のみならずエネルギーも最大限利用した、自然に寄り添うお家となっています。

Simulation | 日照シミュレーション

夏至/冬至それぞれの日照シミュレーション(屋外)

夏至/冬至それぞれの日照シミュレーション(屋内)

傾斜地の特徴である高低差を最大限に利用したパッシブハウス。
勾配天井で高くなった南面の窓を高い位置に配置することで、南側に隣接する建物の頭越しに日照を得ることができます。冬は勾配天井の傾斜にそってリビングの奥まで明るさと暖かさを送り届け、春〜秋は窓に設置したブラインドによって、採光をコントロールします。太陽が西に傾く午後からは、山林に向いて開かれた西側の大きな開口からたっぷりの日照を受け取ることができます。バルコニーも、たっぷりの陽光が降り注ぐ気持ちのよいスペースになります。
日射コントロールするにあたり、景観やインテリアデザインなど、さまざまな要素を同時に考えていけるのもタイコーならではの家づくりの楽しみ方ですね。

Impressions | お客様の声

お客様写真

不安だった吹き抜け大空間の寒さもタイコーの断熱仕様で問題ナシ

物件名
S様邸
所在地
西宮市
構 造
木造3階建て SE構法
築年月
2015年
延床面積
152.60m²
この土地に出会えるまでに何年もかかりました。森や山を眺めて暮らしたいけれど、都市からは離れられない、そんな条件を満たす環境をずっと探していました。ようやく見つけた何カ所の候補から絞りこんで最終的にこの傾斜地に。土地の形状を利用して、面白い家づくりができるかなと思いました。

私(ご主人)は建築関係の仕事をしているので、土地探しの段階から敷地候補を見つけるたびに「この土地であれば、こんな家づくりができるかな」と、図面やCGパースを描きながらイメージを膨らませていました。この土地の場合にも、隣接する山林の風景や海まで見渡せる俯瞰景を生かすことはもちろん、「一見、平屋建て、実は3階建て」「間仕切壁を極力減らし、多義的に使える一体空間」「リビングのような脱衣所」など次々にアイデアが湧き出して、本当に楽しんで設計できました。それがほぼそのまま実現できました。

工務店探しは私(奥さま)の役割でした。各社のホームページを見ながら、自分たちが建てたい家のイメージに近い作風の、センスの良さそうな会社を順にあたっていきました。「いろいろ口を出すけどいい?」と言いながら(笑)
最終的に2社に絞り、そこから予算とセンス、それと断熱へのこだわりでタイコーさんにお願いすることになりました。

特に「断熱」はポイントでしたね。とにかく寒い家はイヤでした。だから、吹き抜けを設けるとなったときは躊躇しました。冬に1階の暖気が逃げてしまわないかって。でも、結果的には全く問題なしでしたよ。それどころか、太陽光が16時過ぎまで入るので、晴れた日は暖房いらずです。逆に、夏は熱気が抜けるので室内が涼しく、また空間がつながっているのでエアコン1台だけで冷房をまかなうこともできます。

プランにあたっては、収納やクローゼットを広めにすることで、居住空間に物があふれないようにしました。四角い部屋がいっぱいあるのではなく、大きくつながった空間にしたかったというのも最初から希望していましたね。それから、日陰になりがちな洗面・脱衣スペースを、あえてリビングになるくらい快適にしたいという希望もあり、小部屋として仕切らず、渓谷側に向かって大きな掃き出し窓を設けて開放感のある場所にしました。

家自体もですが、いまはここからの眺めを最高に気に入っています。家を建てる前に想像していた以上の眺望です。夏は樹木の葉が茂って西日を遮ってくれますし、冬は葉が落ちて遠くの山が見え、陽光が入る。そして、春には、もともとこの土地にあった目の前の桜が満開になる、四季の移り変わりを満喫できる贅沢ですね。

Message | 担当者より

  • 営業 前田 良
    営業
    前田 良

    初めて土地を見に行かせていただいた時に「!?」と驚いたのを覚えています。
    高低差を利用してタイコーならではの家づくりができ、とっても嬉しいです!
    これからもよろしくお願いいたします。

  • 設計 山村 恭代
    設計
    山村 恭代

    山のサクラの木が色づくのが楽しみです!やっぱり家にいながらにして四季を感じることができるって素敵だな~と感じました。

  • コーディネイト 林 千恵
    コーディネイト
    林 千恵

    確定ではない状態の空間設計と同時にインテリアを検討していくのは正直 たいへんなのですが・・・完成した時のこの喜びを味わってしまうと またまたいろいろご提案してしまうのです…(笑)
    素敵なお家ができて大満足です!

  • 工事 田中 陽平
    工事
    田中 陽平

    なかなか大変な工事内容のお家でしたが、その分いろいろ検討、検証することもおおく勉強にもなりました!
    やっぱり家づくりは面白い!

Thank | 振り返って

高低差のある敷地での建築はタイコーの中でも珍しく、建築、設計するにあたり敷地を細かく測量、分析してお家づくりを行っていきました。
豊かなロケーションを最大限に活かしたパッシブな設計プラン。ここにタイコーならではの自由度の高い躯体設計と北海道仕様の高断熱高気密工法、「澄家」を使用した熱交換型の換気システムを加え、ワンランク上の快適空間が実現できたと確信しています。

インテリア、エクステリアも統一されたシンプルデザイン。その中で強いこだわりが感じられるお家になりました。
春の桜が楽しみですね!デッキで花見ができる家はなかなかありませんよ~。これからもよろしくお願いいたします。
  • シミュレーション時の画像シミュレーション時の画像
  • 実際の外観実際の外観
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