No.040 敷地いっぱいの南向き間口6間 前庭のあるパッシブハウス和泉市

完成予想パース
閑静な住宅地の中にあるO様邸は、約33坪で南面12mと間口の広い敷地に建つお家です。コンパクトにプランをまとめるにあたっては、建物の配置と駐車場の関係を最初に検討しました。一般的には間口に対して縦に駐車スペースをとり、残り敷地で建物を配置設計します。しかし今回は、恵まれた南間口を最も活かすため、敷地いっぱいに建物の間口を使い切る方法にしました。
そのため、車は横駐め(間口にそって駐車する)にして、目一杯の6間確保して設計配置しました。建物のコンセプトとしては、ちょっと普通ではない感じです。また、シンプルでいてしっかりと光を採り込み、かつプライバシーが守られた空間をご希望されていた施主様のために、玄関の前の東面と南面に壁を立ち上げ、玄関アプローチを兼ねた前庭を設けました。
このようにして、LDKも前面道路に開くのではなく東面の前庭に開き、プライバシーもしっかりと守られる、明るく、借景を取り込める空間提案としました。
さらに上部に吹き抜けを設けることでより効率的に光を取り込み、視界の抜けを意識して窓を配置していきました。

内部のインテリアはできるだけ色を抑えて無彩色でコーディネイト。「一体感」のある空間をめざしました。黒・グレーをメインで使い、異なった素材でも色味、艶感を合わせることでしっとりとした落ち着きのあるLDKとなりました。

建物形状で凹凸をつくるのと同じように、シンプルなキューブの建物に袖壁やバルコニー壁で立体的な凹凸をつくり、外観や日射の採り込み/遮蔽の仕方に変化をつけるのも、タイコー的な設計の考え方のひとつです。

Completion | 竣工写真

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ピンクと水色の子供部屋がかわいいねね
  1. 南面の土地の間口を一杯につかった6間間口の建物デザインは迫力があります。

  2. 玄関への入り口は「囲い」をくぐって入っていくイメージ。お客様はドキドキです。

  3. 玄関までのアプローチを前庭として外構で魅せます。LDKからも大きく開いた空間のため、アプローチと庭を兼ねた一石二鳥の空間です。しかも囲いでプライバシーが守られています。

  4. 玄関を入ると大きな土間がお出迎えです。ギャラリーとしても、趣味のスペースとしても使える多目的な空間です。

  5. 玄関土間スペースはスクリーンパーテーションで間仕切りが自由にできるため、シーンに応じて空間を区切ることができます。

  6. 南面、東面から光を取り込む3帖のコンパクトな吹き抜け。しかしながら視界の抜けや光の入り方に絶大な効果があります。

  7. 南間口いっぱいに配置したLDK。一般的には道路面の南側に掃出し窓を設けることが多いのですが、外観デザイン・プライバシー面を配慮して、あえて高い位置につけた窓と吹き抜けの縦長窓で対応。柔らかい光を取り込みます。

  8. こだわりのキッチン。背面のスクリーンパーテーション、壁、洗面所建具とすべての色味をテーマの「黒」に合わせることで、シックなコーディネイトがモダンに決まります。

  9. キッチン背面の食器棚や冷蔵庫は パーテーションですっきりと隠せます。モダンなインテリアの完成度をぐっと高めてくれるテクニックです。

  10. 吹き抜けから見下ろしたリビング。LDKから見える前庭からは、光がほのかに差してのびやかに緑がゆれる、まるで茶室のような佇まいにもできる自由度の高い景観。癒されますよ~

  11. 赤で彩られた 遊び心あるおしゃれなトイレ。お客様もびっくりですね。

  12. 主寝室は吹き抜けに面して大きく開いていますが、囲い壁でしっかりとプライバシーは守られていて光とこちらからの視界だけを通す仕組みです。

  13. 主寝室からウォークインを通って出るバルコニーは前庭の上にあり、家と庭が見渡せるちょっと贅沢な空間です。

  14. 子供部屋はそれぞれピンクと水色でコーディネイト。天井までアクセントで仕上げることで印象の異なった空間に仕上がります。

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Design | デザイン

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建物形状は南からの日射を受けやすいように、あえて凹凸を付けずに最大の間口を使った配置設計を行いました。
できあがったのは、シンプルなキューブ型のお家にプラスして囲いをつくり、そこにバルコニーと前庭を組み合わせたデザイン。囲いをつくることでエントランスに趣を与え、室内からの景色も道路側ではなく前庭部分に集約されることからプライバシーも守りつつ外に開く、合理的で有効な庭を実現できました。
シンプルな外観を作るために南面に掃出し窓は設置せず、高窓、吹き抜けに設けた縦長窓でリズミカルに光と空間をデザインしました。
激しい直射ではなく、例えるならレースのカーテン越しの光のような拡散したやわらかい光が天井に舞うようなふわっとした感覚を目指しています。
内観のデザインはモダンで統一。カラーを厳選してメインカラーをグレー・黒に絞り、シックなインテリアに仕上げました。無彩色の空間の中に温かみのあるオークの無垢材がほんわりと浮き上がり上質の空間ができあがりました。

Concept |敷地いっぱいの南向き間口6間 前庭のあるパッシブハウス

夏至/冬至それぞれの日照シミュレーション(俯瞰)

東と南の窓から吹き抜けに光を導くしくみだね

配置計画

全面道路の幅員が狭いため、駐車のしやすさにもウェイトを置いて配置計画を進めました。
縦駐車の場合は1Fで主寝室と収納を確保するのが難しかったため、車は横駐車として最大建物間口3間でスッキリとした建物形状としました。
その上で3階建てに引き上げて用途や日射を検討する過程で引っ張ったり、へこましたりして立体的に凸凹したシンプルでありながらしっかりと閉じ、開いた家の設計となっています。
自由度の高い立体的な建築は、SE構法の強固な構造躯体ならではダイナミックな空間を実現できます。

シミュレーションとは?

日照と通風(卓越風)のイメージ

光と風の考え方

外観デザインの特徴にもなっている縦窓が連続して取り付けられている吹き抜け部分に、南からの光と東からの光を集約しました。
その上で囲われた前庭に光を集め、そこからの反射・拡散してひろがる光を外側のレイヤード光として2重でデザイン。光の層として立体的に空間と建物をデザインしました。風は「囲い」からはいってくる風を吹き抜けを通じて優しく家中に回していくシンプルな計画。
窓は、外観のデザイン面からも掃出しや一般的な引違を避けてセレクトし、代わりに縦すべり、横滑りを採用しより効率的に風を取り込めるデザインとしています。
バルコニーも重要な風の取り込み要素となるため、しっかりと庇をかけて雨を防ぎつつ開放すれば家中の風を通せるように上下にそして対角に設置して家全体での風の流れを考えました。

Simulation | 日照シミュレーション

夏至/冬至それぞれの日照シミュレーション(屋外)

夏至/冬至それぞれの日照シミュレーション(屋内)

朝から昼にかけて、最も心地よい光がシャワーのように層になって降り注ぐ日照デザインを心がけました。前庭の明るさがLDKから見ると明る過ぎるのではなく、しっとりと輝く、どこか日本的な佇まいをもった前庭としています。風にゆれる緑を眺めて感じるフィーリングは茶室などの空間に近いかもしれません。
南・東の光を効率的に取り込むために設置した吹き抜けが、3帖とは思えない効果を生み出しているのがシュミレーションでお分かりいただけると思います。

Impressions | お客様の声

お客様写真

「シンプルな中に個性が光る」センスが私たちの好みにフィットしました。

物件名
O様邸
所在地
和泉市
構 造
木造2階建て SE構法
築年月
2016年
延床面積
89.43m²
家づくりをはじめるにあたり、工務店さんを中心に7社ぐらいを訪問したと思います。その中で、タイコーさんで見せてもらったスキップフロアのモデルハウス(施工事例No.003)がとても魅力的だったのを覚えています。あの家を見て「タイコーさんにお願いしよう」と気持ちは大きく傾きましたね。その後、見学会にも3~4回ぐらい参加して、タイコーさんの家づくりについて勉強させてもらいました。どのお宅も内装・外観いずれもが私たちの好みのテイストで「シンプルな中にも個性が光る」という印象でした。

最終的にタイコーさんに決めたのはデザインテイストと、地震にも安心なSE構法を構造体に用いているということです。「デザイン、性能、品質、そしてコストのバランスがいいな」と感じたのが決め手でした。
設計、デザインの提案で印象に残っているのは、この家の顔でもある前庭のある玄関アプローチですね。東からの採光とプライバシーの確保の両立を考えてのものでした。それと、黒とグレーの内装コーディネートもです。私たちのモダンテイスト好みを汲んでもらっての提案でした。ライティングレールを用いた照明計画との相性も素敵です。逆に、子ども部屋やトイレの壁面はアクセントの効いた印象にすることで、空間ごとの個性も生まれました。

家づくりにあてってお願いしたのは、開放的なリビング空間です。それに対するタイコーさんの提案が、広い土間を備えたワンルームのLDKでした。できればスケルトンにしたかった階段が、スペースの都合で実現できなかったのが少し残念でしたが、6間の間口を最大限に使ったリビングには満足しています(ご主人)。夫に同じく開放的なリビングが欲しかったですね。家族全員が自室に籠ることなくリビングで過ごして欲しいからです。デザインはおしゃれな感じで。それと、子どもと一緒に料理ができる対面型のキッチンも希望しました(奥さま)。

暮らしてみて1番気に入っているのは、やはり開放的なリビングと、そこから眺める前庭です。また、断熱性能が高いので、空調が効きやすく過ごしやすいですね。冬は2階の暖房が要らないほどです(ご主人)。リビングに設けた吹き抜けが気持ちいいですね、見上げると空が見えて。広くとった土間も気に入っています(奥さま)。
タイコーさんの良さは、こちらの意見を聞き入れてニーズに応えてくれる上で、さらに提案もしっかりと行ってくれるところですね。決して押し売りではなく。逆に「ダメなところダメ」とはきちんと伝えてくれる姿勢も気持ちよかったです。「頼りになるな」「任せて安心」という感じでしたね。

Message | 担当者より

  • 営業・設計 前田 良
    営業・設計
    前田 良

    Oさまとの出会いは土地探しからのスタートでしたね。「気になる土地がある」と見に行かせていただいた時に南に広くつながる敷地を見て、基本プランが浮かび上がったのを覚えています。ちょっとかわった庭の提案にはなりますが「前庭」とすることで趣のあるアプローチも兼ねることができ個人的には鑑賞要素の強い「中庭」より有効に敷地が使える点でおすすめです。土間の使い勝手はいかがですか? またお教えくださいね~

  • コーディネイト 林 千恵
    コーディネイト
    林 千恵

    シンプルコンパクトな室内空間、インテリアもおしゃれなO様らしいい黒・グレーを基調としたモダンな空間デザイン。色味を合わせることはもちろん今回は「質感」も重要視して各素材をセレクトしていきました。ベースのクロスをライトグレーとしたおかげで優しいふわっとした光が舞う印象的な空間ができましたね!

  • 工事 田中 陽平
    工事
    田中 陽平

    今回も徹底的に気密・断熱施工。写真では紹介できていませんがタイコーの上棟は土台敷きから3日で棟上げ完了、翌日には防水シート、サッシも取り付け完了と段取りの良さが実は売りなんです!暑い寒いに強いだけでなく、そういう自慢もまたしていきたいと思っています!

Thank | 振り返って

コンパクトな家でありながら、主張があって、でも奇をてらうのではなく利にかなった家づくり。
まだまだ試したいこと挑戦したいことはたくさんたくさんあります!タイコースタッフの頭の中には「よし!あのアイデアでいこう!」が今か今かと出番をまっています。
どんな敷地でも、どんなご要望でもなんでもおっしゃってください。形状デザイン、配置デザイン、窓や庇、吹き抜け、階段、あらゆる要素で複数のアイデアを組み合わせてあなたのお家のためのオートクチュールを設計いたします。そしてそれを実現できるのも、タイコーのスタッフが全ての家づくりで同じ経験を積んだスタメンメンバーだからです。
どの家もすべて担当しています!!何でも聞いてくださいね!少数精鋭は伊達じゃありません!
  • シミュレーション時の画像シミュレーション時の画像
  • 実際の外観実際の外観
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施工事例