株式会社タイコーアーキテクト Idea Trium(イデア・トリウム)

No.031 都市型コンパクトハウス「出窓ベンチのある家」東大阪市

完成予想パース
タイコーの分譲地HOBITTOの中に建築した「出窓ベンチのある家」。専有敷地約88㎡(26.6坪)と狭小敷地。この限られた建築面積の中、どのように日射を確保し限られたスペースで快適な空間をどうつくっていくのか?またまた難題ですが、タイコー的解釈で挑んだのがこのお家です。

建物の造形はやはりシンプルなキューブから削り取る形で構成していきました。間口は3間(5.46m)としっかりと確保できているので、バルコニーに関してはドンと2Fの東側に配置。2Fのリビングの開口部については大きく設置したいものの、実際に大きな掃出しを設けても
1)接道面に近いのでプライバシーを気にして実際は日中のほとんどカーテンを閉めてしまう
2)駐車場の前なのでとまっている間はそれほど大きくても意味がない
3)便利そうなイメージもあるが現実にリビングからの掃出しで外から出入りすることはほとんどない
4)外観正面に掃出しを見える感じで取り付けるとどうしても外観の「顔」が一般的なものになる
5)リビングに掃出しを取るとサッシの前には何も置けなくなるのでレイアウトのバリエーションが減る
とたくさんのデメリットもあることから、掃出し窓に変わる新しい窓の提案を特徴あるワンポイントとしてタイコー的に考える事にしました。

まず考えたのが「出窓」です。一般的には出窓は外側に飛び出すことが多いのですが、腰ぐらいの高さで出窓をつくると「物置のような出窓」になってしまいがち…。カウンターとしての機能だけでは広さも感じにくくもったいない…。
そこで今回は
A)低く設置することで視覚的に広がりを確保しつつベンチとしても使えるようにする
B)外に飛びだすのではなく、内側に囲う形で飛び出させ特別な場所としての印象を強める
という特徴的な「出窓ベンチ」を作りこみました。

ちょっとしたことなのですが、家のコンセプトのナチュラルなインテリアと溶け込みとっても雰囲気のいい空間ができあがりました。どの角度から見ても絵になる空間をとことん考えたプロポーションがきまる家いかがでしょうか?

Completion | 竣工写真

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ナチュラルで明るめのインテリアが軽やかな印象だね
  1. シンプルな外観の中に、ロの形に囲った門構えがインパクトを与えます。

  2. 実はバルコニーの囲い壁になっているグレー色の囲い。立体的に空が抜けて面白いですね。

  3. コンパクトな玄関は小物棚や靴箱など、使い勝手を追求しています。

  4. かわいい!と思わず口にでてしまうナチュラルインテリア。LDKの一体感は格別です。

  5. 出窓ベンチでちょっと腰かけて・・・・いい雰囲気ですね。機能的なちょっと収納も便利です。

  6. アクセントになっている青いソファ、無垢のオーク床、白い壁とのコントラストは最高です。

  7. L型対面キッチンで見慣れたキッチンもまったく違った印象になります。テーブルが近いので家事もラクラクなんです。

  8. 見せる、見せないを上手に分けるのもおしゃれなインテリアを作るテクニック。上部はオープン棚で下部は扉つきの造作食器棚。

  9. 囲われているけど開放的なL型キッチンは「よし!料理するぞ!」モードにすっと切り替われます。

  10. キッチンからの視界を大切にした基本設計。一番家にいる時間の長い奥様の特等席なんです。

  11. 階段の奥面にランダムにクロスを貼り分けるとこんなに楽しい空間に早変わり。階段は「移動」だけの場所じゃもったいないですね!

  12. 将来的に2室にわけれらるお部屋は東面のバルコニーに面して風も視線も通ります。

  13. あえて扉をつけなかったクローゼット、お気に入りのファブリックでやさしく仕切るのが今の気分。

  14. ゆったり入れる1坪のお風呂。柔らかい床がプニプニして癖になるかも?

  15. 多機能に使えるバルコニーは遠く生駒山を望む気持ちいい場所です。

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物件名
ホビット3号地
所在地
東大阪市
構 造
木造2階建て 木造在来
築年月
2016年
延床面積
75.48m²

Design | デザイン

  • デザイン1
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間取りを見る

外観デザインを検討していく時に、窓に特にこだわって仕上げています。
掃出し窓が正面に出てくるとどうしても普通の外観になってしまうので、大きく東に向けた2Fバルコニーの掃出し窓をどう隠すか? をいろいろ検討していきました。

今回は外壁の一部を四角のカタチで外側に飛び出させて、その部分をファサードとしてアイキャッチ兼窓を隠すデバイスとして使用しました。
出窓があるのにそうは見せないというのも実はポイントで、中に入ってびっくりしてもらおうと考えています。

箱型の住宅のデザインもすこしずつ要素を組み合わせることで、しっかりと雨・風・プライバシー・日射を防いでいくお家にカスタムすることができます。
たくさんのやわらかいアイデアでこれからもカッコよくて快適な家づくりしていきますよ~

Concept |東向き3間間口の都市型 コンパクトハウス 「出窓ベンチのある家」

夏至/冬至それぞれの日照シミュレーション(俯瞰)

朝の陽光をたっぷりと受け止める窓だね

配置計画

駐車2台をベースにシンプルな配置計画としました。しっかりと駐車スペースを確保して西側に建物を寄せて、東からの日射もより有利に確保できプライバシーも守れるように設定しました。

外観はシンプルながら一般的な家との違いを出すために出窓ベンチを採用。外観・内観に対して有効なアプローチであることから四角い家の形状をより強めるようにどんと間口を広げています。

狭小の敷地でも土地のポテンシャルを活かして設計提案するのがタイコー流です。コンパクトながらクールな提案でしょ?

シミュレーションとは?

日照と通風(卓越風)のイメージ

光と風の考え方

東向きの家であることから東側の窓を基本的に大きくとっています。
壁天井を白で統一し、フロアを明るめのオーク無垢材を使用してとりこんでからの光の拡散を狙っているのも特徴です。

直射の南からの日射は狭小ということもあり建物形状で凸凹をつくって光を1Fまで届けるのがセオリーですが、今回は建築面積の兼ね合いで不可能だったため、家と家との間を反射して差し込む光をより効率的に取り込むために南の窓は取り付け位置を高く設定しています。
また家の間を抜ける風を効率的につかむために縦すべりのウィンドキャッチャー窓を採用し、小さな窓でもしっかりと風をとりこめるように家全体で自然エネルギーの利用を考えています。

Simulation | 日照シミュレーション

夏至/冬至それぞれの日照シミュレーション(屋外)

夏至/冬至それぞれの日照シミュレーション(屋内・LDK)

直射の南の日照が確保しずらい敷地形状のため、窓については家と家との間を反射しながら拡散して広がる光を効率的に取り込めるように、なるべく高い位置に横長の窓を配置しています。

圧倒的に東からの光が多いこのお家は、東からの日射を効率的に取り込めるように、そして、実際に生活した時にせっかくの窓をカーテンを閉めないで快適に生活できるようにインテリア的な要素からもパッシブを考えた住宅提案となっています。

ハード部分である屋根・窓としてのパッシブと、インテリア的な要素も兼ねた奥まで光をとどける導光的な発想やプライバシー設計をしっかりと組み合わせる。これが新しいタイコー流パッシブのご提案です。

スタッフコメント

Message | 担当者より

  • 営業 市川 健
    営業
    市川 健

    コンセプトをしっかりと作って作りこんだ今回のお家。かわいすぎずにでも女性が喜ぶちょっとしたポイントにこだわったインテリアはご案内していても好評です。L型のこだわりキッチン、実際にちょっと紅茶でも飲んでゆったりしていただくと立ちたくなくなるほど居心地がいいんです!ぜひご体験ください~

  • 設計 中瀬 由子
    設計
    中瀬 由子

    構造建築的なアプローチと意匠的なアプローチを組み合わせて新しいパッシブの提案ができた気がします。様々な敷地に対応できようにまた新しいテクニックをどんどん考えていきたいと思います!L型キチン+パントリーのつながりも必見ですよ~

  • コーディネイト 中野 紀子
    コーディネイト
    中野 紀子

    かわいくなり過ぎないナチュラルインテリア。なかなか難しいお題だったのですが・・・・(笑)なんとかまとめれたと思っています。こだわりは階段の蹴込面にランダムにはったクロス。大阪の輸入壁紙専門店WALPAさんでじっくりと選んだのですが、予想以上にインパクトがあってうれしいです。

  • 工事 吉澤 卓真
    工事
    吉澤 卓真

    正直タイコーでこの家が一番絵的に似合わない気がしますが、いつも通りしっかりと建てさせてもらいました(笑)設計・コーディネイターの意図が分かりやすく出ていた家なので収まりなどの対応もしやすかったです。「どう見せたい!」という思い(コンセプト)がしっかりできている家はトータル的にしっぽりと居心地がいいですね~

Thank | 振り返って

タイコーの推奨する家づくり「エコアキ」とは、エコノミック・アーキテクトの略。
家の本質部分である ①安全性能 ②断熱・気密・換気性能 ③パッシブ設計 は取り替えの効かないもっとも大切で家づくりの根源の重要要素。ここはしっかりと極上のもので仕上げる。日々の快適性能にもっとも密接にかかわる部分でもあり、100年住宅といわれるほど長く使えるものなので妥協は決してしない。

インテリアや住宅の設備機器に関しては、ファッションと共ににインテリアの好みも変わりますし住宅設備の耐久性も長くても20年程度が一般的。ここは取り替えがしやすくお得感もあってトレンドを押さえた提案をしていく。

過度に最新設備に頼らない、経済的で無駄のない、本質を知りつくした上質なスタイル提案を目指す。それがタイコーの家づくりのエコアキです。もちろんモダン・ナチュラル・ブルックリン・カリフォルニアスタイル等々様々なスタイルに対応しています。ぜひモデルハウスでご体験ください。
お待ちしております!
  • シミュレーション時の画像シミュレーション時の画像
  • 実際の外観実際の外観
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