株式会社タイコーアーキテクト Idea Trium(イデア・トリウム)

No.028 格子がポイント 北東角地のジャパニーズモダン高槻市

完成予想パース
閑静な住宅地の中にあるI様邸、約40坪の広い敷地に建つ邸宅です。
方位としては、北東角地になり南面の光の取得には工夫が必要な敷地。一種低層住居であり、近隣も建物配置にゆとりがあることから、建物の後ろ側(南西)の向きにバルコニーをとり、そこから斜めに降り注ぐ光をイメージして建物を立体化していきました。

建物配置と形状を検討する時にまず検討したのが、車の駐車場を敷地の長手方向の北面に配置するか? 東面に配置するか? それぞれメリットとデメリットはありましたが、今回は東面に駐車スペースをとることで建物間口をしっかり3.75間確保しつつ、L型の建物にするのではなくシンプルな箱型の建物構造にすることによって、躯体構造コスト削減できる案を採用しました。

大きく建物間口をとれたことにより実現した東面の格子ファサードも、迫力ある外観づくりに一役かっています。
東面の道路も交通量がそこそこあることから、植栽と格子ファサードで目隠ししつつ縁側を介してLDK、吹き抜けへと繋がっていき、構造体ではないやわらかい緩衝帯として「外」と「中」をまじ切っています。

建物内部の空間は平面的には玄関から直線の通りを(1間)玄関・水まわりとし、それ以外の部分(2.75間)をLDK、階段スペースとしています。
ここにも一つポイントがあり、玄関・ホール部分はLDKと上部でつながっており、さらに間接照明をその間仕切り部一列に建物を縦断するように配置することで、照明ON時は全ての上部がつながっているような不思議な空間を演出しています。

吹き抜けの位置は南東の光をスムーズにLDKに届けるための空間にかかる光の橋のイメージです。その中に鉄骨階段が浮かび上がります。
バルコニーにはしっかりと屋根があり、雨や夏の日射はしっかりと防ぎます。
インテリアのテイストは自然にあるもの「木」と「石」をふんだんに使い、柔らかくかつ重厚感のある暖かい雰囲気を作り出しています。LDKのTVボード背面には石を使い同系の色柄でキッチン・カップボードもコーディネイト、天井には木を貼ることで大きな面のつながりをカラーやマテリアルでも強調でき、より空間の伸びやかさをストレートに伝えています。

Completion | 竣工写真

  • 竣工写真1
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  • 竣工写真4
  • 竣工写真5
  • 竣工写真6
  • 竣工写真7
  • 竣工写真8
  • 竣工写真9
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  • 竣工写真11
  • 竣工写真12
  • 竣工写真13
  • 竣工写真14
外観の格子が和を感じる要素になってるね
  1. 外観を特徴づける縦に繋げた格子ファサード。植栽と格子でやさしい表情に。

  2. 構造体を外部に張り出してフレームを組みウッドデッキを置くことで、「外」「内」の定義を少し崩した新しい庭空間の完成です。

  3. 北側の道路際に塀を立ち上げてワンクッションある玄関提案。玄関の正面には飾り窓のように外壁をくり抜いた開口部からチラリと見え、四季の植栽がおもてなしをしてくれます。

  4. 玄関はシューズクロークの存在を造作扉で消し去ってスッキリした印象に。外部とは地窓で繋がり、LDKとは上部で繋がり 直線的な構造の中にも風の流れのように柔らかい曲線が可視化されるような玄関です。

  5. 明るくスッキリしたキッチンダイニング。テクニックとして壁に貼った石と同系の色柄のキッチン・収納をオーダーしたことで色のつながりが出せています。

  6. 外部に開けた大空間の吹き抜けの中に浮かび上がるような黒いスチールの鉄骨階段が印象的です。

  7. 機能的で美しい面材をオーダーしたキッチン。冷蔵庫が隠されているのもスッキリ感をあげるさりげないポイントです。

  8. 家全体を縦断するように上部に間接照明を入れることで、天井が浮いているような錯覚を覚える、遊び心ある照明計画。

  9. 石を張ったTVボードは50センチの空間を玄関側からも凸凹のカタチに利用していて機能的な収納兼・間仕切り壁兼・TVボードとなっています。

  10. 構造躯体のフレーム、縦にのびた格子、風にゆれる植栽によりやさしくプライバシーを守られた縁側ウッドデッキ。心地よい空間です。

  11. 天井部分に貼った乱尺の木の色目に沿って、視線ものびやかに外部へいざなわれます。

  12. 子供部屋の前に設けられた共用の本棚スペース。次は何を読もうかな?と、じっくり考えられる贅沢な空間です。

  13. インナーバルコニーの天井も木調に仕上げて、室内とのつながりを強調。雨を防ぎつつ冬は暖かい南からの日射を取り込む照明器具のようなスペースです。

  14. 将来2室に間仕切りできる子供部屋は、メリハリのある濃い色目の建具でコントラストのあるコーディネイトになっています。

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Design | デザイン

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間取りを見る

北東角地の立地。日射を確保するために奥側にあたる南西側から日射を吹き抜けを介して届けるコンセプトは初期段階でカタチになっていました。
検討に時間を要したのは北東の道路面開きながらも質の違う要素を重ねていくことであらわれる、奥ゆかしい景観をもつ家を目指しました。

まず
①建物が本来はL型にくびれている部分の構造梁をそのまま外部に露出するようにして外部の柱とつなぎ「外」空間にどっしりとしたフレームを作り出しました。
②そのフレームにジャパニーズモダンの要素を持った木調格子を取り付け、スリットをつくりその内側にウッドデッキを施工して縁側を作りました。
③メインツリーをその前に植えることにより奥に行くほど強靭な幾重にも重ねた「奥ゆかしさ」を演出しました。

ドーンと構える外観ではなく、奥に引いていくような 懐の深い情緒のある建築。四季を感じることのできる風にゆれる木の影がゆらぐ、落ち着いた風情のあるお家となりました。

Concept | 東南向きパッシブデザイン

夏至/冬至それぞれの日照シミュレーション(俯瞰)

格子の部分は光の通り道なんだね

配置計画

整形の土地のメリットを活かし、道路に沿ってラインを合わせスッキリした印象のお家。道路面からはそれぞれ後退して配置することで、近隣の景観にもなじむ配置計画。
車を東側に配置することで家の間口を最大限確保しプランに柔軟性を出しました。
北側は道路際に塀を立ち上げることで玄関が直接道路から見えないワンクッションある外観提案となっています。
景観とプライバシーについても「重ねる」ことで奥ゆかしい快適な住まいをご提案いたしました。

シミュレーションとは?

日照と通風(卓越風)のイメージ

光と風の考え方

北東角地のI様邸は、日射は道路からは対角の奥側から吹き抜けを介して取り込む採光計画。
階段の位置を開けたところに配置することでダイナミックな空間になり、光を届ける装置にもなります。
吹き抜けを見上げて見える木を貼った天井からさわやかな光が降り注ぐ、連続性のある空間になっています。
バルコニーから入る南の光、東側吹き抜けに設けた大きな窓からは、シュミレーションどおり優しくお家を照らし、快適なお家になりました。

Simulation | 日照シミュレーション

夏至/冬至それぞれの日照シミュレーション(屋外)

夏至/冬至それぞれの日照シミュレーション(屋内・LDK)

朝日とお昼の光をたくさん取り込めるようにデザインされたI様邸。
朝日は木陰を連れてLDKに延びて、季節的にも視覚的にも動きのある、人の感性に訴えかける空間になっています。
南の日射はバルコニーを介して取り込む手法。もちろんしっかりと庇がついているので夏の日射・雨は防ぎます。
住まう人を思いキチンと丁寧に考えることで、図面はカタチを変えていきます。そんなお手伝いができるのもタイコーの喜びです。

Impressions | お客様の声

お客様写真

「デザインと性能」全てがバランスよく揃っていたのがタイコーさん。

物件名
I様邸
所在地
高槻市
構 造
木造2階建て
築年月
2016年
敷地面積
133.29m²
建築面積
62.31m²
延床面積
1F 59.00m²
2F 49.89m²
計 108.89m²
早い段階でタイコーさんに決めましたね。雑誌などで工務店を数社ピックアップした内の1社がタイコーさんだったんですが、見学でうかがった「ビレッタ三島」のモデルハウスがメチャメチャお洒落だったんです。吹き抜けと大開口のある開放的なリビングとスキップフロアがかっこ良くて、家づくりのテンションが一気に高まりました。その後もタイコーさんが手掛けたお宅を何邸か見学したのですが、どのお宅も素敵で。なので、他の工務店を検討することもなく、「タイコーさんに」となりました。

また、デザインなどの見た目だけでなく、耐震や断熱・気密に対しても高いスペックを追求されている姿勢にも共感できました。お洒落な家づくりをする会社さんは大阪にもたくさんありますが、「デザインだけで大丈夫?」と常々思っていたので。その点でも、タイコーさんは私たちが求めていた「デザインと性能」が全てバランスよく揃っていた感じでしたね。

設計をしてもらうにあたって、まずお願いしたのは「玄関と照明をカッコよく」です。ここが決まると家は絶対に素敵になると考えていたので。それと、「ビレッタ三島」のモデルハウスのインパクトが強烈だったので、同じように「リビングに吹き抜けを、そして大きな窓はぜひ」と要望しました。
それから、2階の本棚と好きな小物を飾るニッチもお願いしました。本棚のある2階ホールには、ソファとテーブルを置いて、リラックススペースにする予定です。お酒をチビチビやりながら本を読んだり窓の外の景色を眺めたり…、いま、そのためのソファを物色中なんですよ。

家づくりを進めていくにあたっては、何度もタイコーさんに通って要望を聞いてもらいました。コーディネーターの林さんは、聞いた要望をただ反映するだけでなく、必ずプラスアルファの提案をしてくれましたて、ありがたかったですね。各所に設けた収納もただ物入れを作るのではなく、コーディネートの一環として組み込まれているので、素人目に見ても「うまく考えられてるな〜」と感心することしきりです。また、感心と言えば「窓の配置」ですね。綿密に計画され配置された窓が、時間ごと季節ごとに巧みに光を採り込み、いつも光あふれる空間を演出してくれます。

とにかく、工務店で建てる注文住宅はやっぱりいい!につきますね。ホント理想的な家づくりができたと満足しています。

Message | 担当者より

  • 営業 前田 良
    営業・設計
    前田 良

    I様との出会いは土地探しのご相談からでした。気にいった土地との出会いからは一気に家づくりのスピードが速くなったように思います。ご提案させていただいたジャパニーズモダンは特にご要望でお聞きしていたわけではないのですが、何プランか書いていて「これだ!」と感じたプランをほぼそのまま採用していただき光栄に思っています。縁側の使い勝手おしえてくださいね~!

  • コーディネイト 林 千恵
    コーディネイト
    林 千恵

    シンプルなお色味を使ったI様邸。その分「質感」を大切にしてご提案させていただきました。
    壁に張った石がいい感じに室内インテリアを引き締めて高級感が出せてよかったです。こだわりのキッチンもきらりと光った素敵なお家になりました。

  • 工事 田中 陽平
    工事
    田中 陽平

    和のテイストが入ったお家は久しぶりで建てていて楽しかったです。天井の木も綺麗に貼りあがってよかったです。
    後は住んでいただいてから「あったかいな~!」と感想が聞きたいですね!
    これからもよろしくお願いいたします。

Thank | 振り返って

その土地になじむ家
住まう人になじむ家

漠然と考えていてもふわふわとして、なかなかカタチになってこないものですが、やはり「土地」から紐づいて築きあげていく要素が多いので、それを整理していくといくつかの特徴的なデザインにたどりつきます。
そのまだまだ固まっていない状態でお施主様が暮らされていく姿をより具体的にイメージしてゆき、ヒアリング、ご提案、修正を繰り返して一邸一邸 まったく違うタイコーのお家ができあがります。

この楽しみは、なかなか中毒性があってやめられません~!!
「もう一度タイコーで家を建てたい!」と新築建てたばかりのお客様から言われたりして、ちょっと複雑な気分になったりもしますが・・・(笑)

印象深い家づくりとなったI様邸。一緒に楽しさを体験していただいていたらうれしいです!
これからもよろしくお願いいたします。
  • シミュレーション時の画像シミュレーション時の画像
  • 実際の外観実際の外観
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