株式会社タイコーアーキテクト Idea Trium(イデア・トリウム)

家中があたたかい 快適な暮らしイメージ

3つの価値[健康にやさしい家をつくる(3)]空気環境も大切

換気もセットで考える

気密性能が高いということは、すき間から勝手に行き来する空気が無いということ。だから、定期的に窓を開けるなどして、換気を行う必要があります。しかし、花粉やPM2.5微粒子が舞うシーズンに窓を全開にするのは、気がひけるもの。そのためにも、計画換気が可能な機械式の換気設備を導入することが大切です。

室内の空気はかなり汚れる、湿気もたまる

人は1回の呼吸で約500㎖の空気を消費して、二酸化炭素や湿気、臭いなどを排出しています。寝ているときも起きているときも、何もせずじっとしているだけでも室内の空気は汚れていくのです。
室内の二酸化炭素は1000ppm以下に抑えることが推奨されていますが、そのためには1人あたり毎時30m³の換気が必要となります。4人家族なら120m³です。
一方、湿気については、4人家族の住宅の場合、1日に発生する水蒸気の量は約10リットルと言われます。さらに洗濯物を部屋干しした場合には、衣類重量の60%、6kgの洗濯物なら3.6kgの水蒸気が発生します。

住宅で発生する水蒸気

今までの換気では不十分

「空気清浄機や除湿機があるから大丈夫」というのは誤解。チリやホコリ、湿気を除去してくれますが、肝心の二酸化炭素の濃度を下げることはできません。また、漆喰や珪藻土といった仕上げ材にも、調湿や室内の臭い、揮発性ガスを吸着する機能がありますが、空気の質そのものを改善するには至りません。やはり、換気による外気の導入が必要なのです。
最もお手軽な換気は、窓を開け放つこと、あるいは、換気扇で汚れた空気を排出し、給気口から自然に給気を流入させる方法(第三種換気)ですが、それでは冷暖房でせっかく快適にした温度が逃げてしまいます。また、季節によっては花粉や大気汚染物質が窓や給気口から入ってきてしまいます。
汚れた空気や湿気をしっかり排出させると同時に、きれいな空気を取り込む必要があるのです。

室内に入るスギ花粉

機械式は計画的な換気が可能 熱交換型は室温をキープする

そのような理由から、タイコーは、確実な換気が望める熱交換型第一種換気(機械給気+機械排気)を標準設備としています。第一種換気とは、ファンで強制的に給気と排気を行う方式です。給気側にはフィルタを設置しているので、花粉などが除去された、常にきれいな空気を24時間供給できます。また、熱交換器は70%の効率で熱を回収するので、せっかく温めた(冷やした)室温を逃すことなく、きれいな空気だけを送り込みます。
「高断熱」「高気密」「熱交換型換気システム」この3つをセットにすることで、例えば夏に長期の旅行から帰っても「あれ、涼しい?」と感じていただけるような、快適な温熱環境を一年を通して保ちます。


熱交換型第1種換気のイメージ

3つの価値[健康にやさしい家をつくる]結論:タイコーがご提案する快適で健康な家とは?

これまで室内の温熱環境と空気質についてのべてきたことは、実践されなければ意味がありません。
また、それが比較検討の可能な「目に見える形」であることが大切だと考えます。
タイコーは「断熱の性能」「気密の性能」「換気システム」そして「エネルギー消費量」に関して以下を標準とします。

1.ドイツや北海道レベルの断熱性能にする

2020年の省エネルギー基準の義務化に向け、「外皮の断熱性能」については、全国を8つの地域ごとに求められる性能が示せれており、大阪は「5地域」に分類されます。しかし、5地域で求められるUA値=0.87は、世界のスタンダードに照らし合わせると非常に「甘い」と考えるタイコーは、独自に自社基準をUA値=0.46以下と仕様を定めていきます。
UA値=0.46以下は、日本でいうと北海道地域、世界でいうとドイツの基準に近いものですが、これは決してオーバースペックではなく、大阪で快適で健康な暮らしをするための家づくりに必要な数値だと考えています。

【換気は第一種熱交換型換気システムを標準とする】
断熱・気密と換気はセットと考えるタイコーは、「快適」「健康」の視点から、第一種熱交換型換気システムを標準設備としています。

UA値基準

2.窓の断熱をおろそかにしない

タイコーの家づくりは、SE構法のラーメン構造を生かした、開放的な空間作りが特徴。そのため、必然的に壁面に対する窓の割合が多くなりがちです。この窓が家全体の断熱性能の低下につながらないように、高性能なサッシを採用することが大切と考えます。
また、高性能サッシには、ふたつの問題があります。ひとつはコスト、もうひとつは、「樹脂サッシは都市部の防火地域・準防火地域では使えない」ということです。そのため、タイコーでは立地条件やコストに応じて、採用するサッシのバリエーションを増やし、必要に応じて最適の組み合わせをご提案するようにしています。

サッシの選択基準

3.性能を数値として「見える化」する

タイコーは、性能面での違いをお客様に知っていただくために、性能の数値化を行います。

  • UA値

    外皮平均熱貫流率

    建物全体から逃げていく熱量を、建物の表面積(外皮)で割った数値。UA値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高くなります。タイコーはUA値=0.46を標準としています。

  • C値

    隙間相当面積

    床面積1㎡あたりにつき、どれくらいの隙間があるかということで、数値が小さいほど隙間がなく性能の良い住宅となります。タイコーはC値=0.6を標準としています。

  • ηA値

    冷房期の平均日射熱取得率

    冷房期に、建物に入ってくる日射量を合計し、建物の表面積(外皮)で割った数値。ηA値が小さいほど日射が入りづらく、冷房効率が高くなります。
    タイコーはηA値=2.0を標準としています。

  • 一次エネルギー消費量

    暮らしで消費するエネルギーを、自然から得られるエネルギー「一次エネルギー」換算した数値。総エネルギー消費量を単位(MJ、GJ)で比較することができるようになります。「家の燃費」に当たるものです。

3つの価値